第47回 日本脳神経CI学会総会

大会長挨拶

松尾 孝之

第47回日本脳神経CI学会総会

会長 松尾 孝之

長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 展開医療科学講座脳神経外科学教授

第47回日本脳神経CI学会総会の主催を長崎大学脳神経外科教室で務めさせていただくこととなり、心より感謝申し上げます。2024年4月19日(金)・20日(土)の2日間、出島メッセ長崎(長崎市尾上町4-1)にて開催いたします。Withコロナの状況下ではありますが、皆様が許される限り、長崎にお越しいただき、対面での情報交換をお願い申し上げます。

本学会は、脳神経CT研究会として1978年に発足し、MRIやSPECT/PET、脳血管撮影装置、その他多くの診断装置が開発されるに至り、日本脳神経CI研究会を経て時代の流れを反映し、現在は日本脳神経CI学会として歴史を継承しています。画像診断・機器開発に関わる医師、技師、開発者などが広く集まり、情報交換を行う場となっています。

以下が今回のテーマです。

「  飛び立とう!その先のストーリーに
             ~技術の進歩と知の創造~  」

中枢神経疾患の診療に不可欠なcomputed imagingの分野において、最新の技術と知識の共有を目指します。近年のArtificial Intelligence Technologyの進歩は、computed imagingの領域においても大きな変革をもたらすと予想されます。日々進歩する中枢神経疾患の診療において必要不可欠であるこの分野での見識を広めるため、最新の画像診断に焦点を当てたもののみならず、日々の診療でComputed imagingが用いられる診断・治療・機器開発など広い分野において、演題を募集いたします。本会では、参加いただく会員の皆様に最新の技術革新や日常診療での画像診断の実際に触れ、今後の研究や診療に役立てていただけるよう、プログラムの構成に勤めて参ります。

また、今回の開催地である長崎は西洋医学の到来の地でもあり、西洋医学の歴史と進歩を感じていただけるような情報交換の場としたいと考えています。この機会に、会の前後には春の長崎を楽しんでいただければ幸いです。多くの会員の皆様や関連領域の皆様のご参加・ご発表を心よりお待ちしております。